GCAPで共同開発?次期ステルス戦闘機・F-3について

戦闘機のイメージ図 戦闘機
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ネットワーク型の戦闘機

いまのところ、次期戦闘機は約90機が配備予定であって、ステルス性が注目されがちですが、本当に期待されているのは「ネットワーク能力」です。

これはセンサー、各システムを統合したうえで、「陸海空+宇宙」の各領域で連携するとき、その頭脳になる能力を指します。

従来は自ら敵機を撃破してきましたが、次期戦闘機が目指すのは「個の戦い」ではなく、味方や無人機を使いながら、連携して戦う「チームプレイ」です。

たとえば、A機・B機という2機編隊のうち、A機がとらえた目標をB機にリアルタイムで共有します。情報を受けたB機はミサイルを放ち、A機がミサイルを誘導するというイメージです。

クラウド・シューティングと呼ばれる空中でのチーム戦(出典:防衛装備庁)

このように役割分担しながら、洗練されたチームプレイで効率的に戦い、味方の航空機に加えて、地上レーダー、水上艦艇との連携も視野に入れています。

複雑なチームプレイを成功に導くべく、次期戦闘機は「キャプテン」の役割を担い、優れたネットワーク能力が欠かせません。

「心神(X-2)」との関係

ところで、日本の次期戦闘機といえば、「X-2」はどうなったのでしょう?

「心神」としても知られるX-2ですが、これはステルス性能や新しい制御システム、エンジンなどを試す先進技術実証機でした。

つまり、そもそも戦闘機として量産するつもりはなく、あくまで実験機だったわけです。ただ、X-2は貴重なデータを多く持ち帰り、次期戦闘機の開発でも活かされるため、両者は決して無関係ではありません。

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