ロシア軍が恐れる火砲
高機動なうえに、コストと性能のバランスも取れているカエサル自走砲は、フランス本国以外でもデンマーク、インドネシア、タイ、サウジアラビアで導入されました。
※デンマーク向けのは自動装填化や8輪駆動の別車体を使った「カエサル8×8」
実戦経験という意味では、アフリカの旧植民地に対する軍事介入に加えて、アフガニスタン戦争や対イスラム国戦にも投入されたなか、最近ではロシア=ウクライナ戦争でウクライナ側に供与されたことで有名になりました。
すでに20両近くウクライナ軍で運用中ですが、タッチパネル式の射撃システムは訓練期間の短縮と早期戦力化をもたらしました。
そのおかげで、もともと火力差で劣るウクライナ軍をなんとか支える一方、ロシア軍の現場報告によれば、最も恐るべき兵器のひとつにあげられています。これはカエサルが長射程・高精度であるだけでなく、持ち前の機動力によって捉えられる前に逃げてしまうため、真っ向勝負では対抗できないからです。
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