ウクライナで実戦投入か
ドイツ期待の新型自走砲といえるなか、じつはRCH155はドイツ本国では正式採用されていません。約170両導入される次期自走砲の最終候補には残っているものの、いまだに採用の発表はなく、どうやら最初に使うのはウクライナになりそうです。
というのも、ウクライナはすでに54両を注文しているのみならず、その第一陣が早ければ2024年末には届きます。これらはドイツ政府が支援の一環として、その購入費用を負担するもので、火力で劣るウクライナ軍をさらに助けるはずです。
西側兵器の「実験場」と化したウクライナでは、多くの自走砲が使われていますが、防御力に優れたPzH2000は特に評価されているため、その流れをくむRCH155は現場にとっては非常にありがたいでしょう。
ドイツ側としても、RCH155が実戦に耐えうるものかどうか、いきなり「試せる」わけなので、決して悪い話ではありません。ほかにも、イギリスが「AS-90」自走砲の後継としてRCH155を選び、導入数は不明ながらも、その分だけ不要となったAS-90をウクライナにさらに渡せます。
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ドイツの優秀な自走砲
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