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他と比較しても優れている
総合的に考えれば、PzH2000は間違いなく世界最高峰の自走砲であり、同じ155mm砲を装備した自衛隊の99式自走155mmりゅう弾砲と比べても、発射速度と射程距離で上回ります。
さすがに機動力ではトラック型自走砲に劣るとはいえ、それでもフランスのカエサル自走榴弾砲と比較しても、発射速度や精度では負けていません。
こうした高いスペックを受けて、イタリア、オランダ、リトアニア、ギリシア、クロアチアが導入しており、ロシア＝ウクライナ戦争では火力差に悩むウクライナに20両以上が提供されました。
供与されたPzH2000は東部の砲兵戦において、少数ながらもウクライナ軍の火力を支えてきました。前述の砲身寿命をはるかに超える2万発も撃った車両が現れるなど、想定以上のタフさを発揮しています。
さらに、装甲化されている利点は大きく、迫撃砲の直撃を受けたり、5機もの自爆ドローンに突入されても、撃破されませんでした。自爆ドローンによる被害が増えるなか、PzH2000にいたっては損傷こそあれど、撃破された車両は未だにありません。
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