同じくワンオペ運用される後継空母
では、肝心の後継についてはどうなるのか?
2020年末に発表された計画によると、次期空母は同じ原子力機関を搭載するものの、全長は300m、満載排水量は75,000トン超と大型化する予定です。
カタパルトもアメリカの最新鋭空母「ジェラルド・R・フォード」と同じ電磁式のものに変更されますが、艦載機についてはラファールよりも大きい新型戦闘機を運用することから、搭載機数は現行と大きく変わりません。
そして、2038年に就役するこの次期空母も1隻だけの建造となる見通しなので「シャルル・ド・ゴール」と同じワンオペ体制を続けることが確実となりました。
この背景には厳しい予算事情もさることながら、フランスにとっての空母の価値とはプレゼンスを示す「象徴」の意味合いが強く、総合的に考えて1隻でよいと判断したのでしょう。
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