実は強い?韓国「K2戦車」の欠陥、本当の性能について

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10式戦車との比較

最後に、日本が誇る「10式戦車」と比較した場合はどうでしょうか?

結論からいえば、両者は異なる運用思想を持ち、一概にその優劣はつけられません。

まず、10式戦車は山間部の多い日本で使う前提から、軽量化と機動性を重視しています。一方、K2戦車は北朝鮮との大規模な戦車戦を想定しているため、開けた地での攻撃運用はこちらに利があるかもしれません。

ただし、機動力ではエンジン出力こそK2戦車が上回っているものの、前述のパワーパック問題もあって、加速性能などの「俊敏さ」では10式戦車の方が優れています。とりわけ10式戦車は加速ダッシュや動き回りながらの射撃に長けており、小回りの効く戦車として有名です。

あとは射撃管制システムや情報共有・連携能力など、いわゆる「中身」の勝負となりますが、このあたりは情報が少なく、なんともいえません。

結局のところ、両者の優位性を生かせるかは運用次第です。

むろん、日本の技術力は大いに期待できますが、韓国の技術も決して低いわけではありません。サムスンがソニーやパナソニックを追い越したように、韓国の技術力はこの20〜30年で急成長しました。

むかしの基準で計っていては、現在の相手を大きく見くびることになり、自らを危めるだけです。

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