アメリカを超える?軍事力を高める中国の野望、目的とは

習近平 中国
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中国の対日戦略を考える

これを対日戦略にあてはめると、日本をアメリカから引き離す、もしくは中華勢力圏に誘い、戦わずして安全圏を拡大したいです。

日米離間を追求していくと、独立と民主主義体制は維持するも、中国寄りの好意的中立に行き着きます。それは冷戦期のフィンランドに近く、いわば日本の「フィンランド化」が狙いです。

もっとも、高市首相の国会答弁を受けて、最近は対日圧力の強化が目立ち、沖縄の帰属問題に火をつけたり、日本の排他的経済水域にもかかわらず、中国の管轄権内だと言い張り、露骨な認知戦を仕掛けています。

これは沖縄周辺が台湾侵攻、安全圏の成立に欠かせず、太平洋進出に邪魔な壁を取り払い、逆に中国を守る防壁にしたいからです。直接支配はせずとも、自分の影響下(従属下)に置けば、中国の脅威認識は劇的に改善します。

他方、どんな対日強硬論者でも、日本本土への侵攻は不可能に近く、非現実的なのは分かっています。そのため、地政学的に重要な沖縄周辺、西太平洋に着眼点を置き、現実的な目標を追求してきました。

習近平がメンツを潰された以上、しばらくは対日強硬路線を続き、軍事的に威圧したり、戦狼外交で批判してくるでしょう。最近のSNSを見ても分かるとおり、中国人の愛国的なコメントが多く、世論戦が活発化しています。

裏を返せば、政権の意向が反映されやすく、逆に習近平が対日融和を決めると、一斉に批判が沈静化するはずです。情勢次第では再び対日融和に向かい、日米離間に再注力するかもしれません。

願わくば、日本が日米同盟から中国陣営に変わり、中国軍が駐留まではせずとも、沖縄を含む各拠点にアクセスできる。このような関係を築けば、中国海軍は日本の基地に立ち寄り、第1列島線・第2列島線を抑えながら、西太平洋からアメリカを排除できます。

アジア2位の日本が中国に与すると、他国も一斉になびきやすく、ドミノ現象を誘発するためにも、あえて日本を優遇する可能性があります。

現行の日米同盟に対する不満を突き、駐留抜きの軍事同盟、内政不干渉、経済的メリットを提示すれば、一定の層は懐柔できるとの算段です。

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