初戦で全滅する危険性も
では、第7艦隊に弱点はないのか？
艦隊自体の弱点ではないものの、普段から前方展開しているため、先制攻撃で壊滅するリスクは否めません。横須賀や佐世保は中国の射程圏内に収まり、停泊しているところを狙われる可能性はあります。
ただし、あくまで完全な奇襲を受けた場合です。
実際の戦争は唐突には始まらず、何かしらの動きが事前にみられます。アメリカも中国の動きを察知したうえで、第7艦隊を緊急出港させるはずです。
一方、中国側も「A2AD戦略」を実現すべく、「空母キラー」と呼ばれる対艦弾道ミサイルの開発を急ぎ、これを使われたら第7艦隊は苦戦を強いられるでしょう。
逆にいえば、真っ向勝負では第7艦隊に勝てず、こうした非対称戦術を追求するしかありません。すなわち、艦隊同士がまともに激突すれば、現時点で第7艦隊に勝てる者はいないといえます。
なぜ旗艦？アメリカ海軍の揚陸指揮艦「ブルーリッジ」とその後継
米第7艦隊の「頭脳」
アメリカ海軍の「第7艦隊」といえば、日本の横須賀を母港にしながら、世界最強の艦隊とされてきました。この評価は決して間違っておらず...
kaiyoukokubou.jp
2025.03.05
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