改修された「あたご型」イージス護衛艦の気になる性能

自衛隊のイージス艦 海上自衛隊
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「まや型」と変わらない?

海自の2代目イージス艦として登場した「あたご型」ですが、就役したその年に漁船との衝突事故が発生していきなり世間の注目を浴びてしまいます。

漁船の乗組員2名が死亡したこの事故は、見張りや回避義務を巡って大きな論争を呼び、マスコミの過熱報道も相まって「あたご」を含む海自に対して厳しい目が向けられました。

就役当初から「最新のイージス艦が小さな漁船との衝突を回避できなかった」とマスコミにされた「あたご型」ですが、その後は同型艦の「あしがら」も含めて無事故で各種任務を遂行しています。

特にBMD対応に追われる「こんごう型」に代わって、アメリカやオーストラリアと共同訓練する姿がよく見られます。

「あたご型」2番艦「あしがら」(出典:海上自衛隊)

そんな「あたご型」ですが、最新のイージス艦「まや型」と比較した場合はどうなのか?

「あたご型」をベースに設計されたとはいえ、「まや型」は電気推進の採用によって排水量が増えたほか、イージス・システムは最新のベースライン9Cを搭載して最初から弾道ミサイル迎撃能力を獲得しました。

一方、「まや型」の特徴である共同交戦能力(CEC)については、「あたご型」もイージス・システムの更新で同じ能力を手に入れたため、もはや性能的には大きく変わりません。

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