アメリカ海軍の新型フリゲート「コンステレーション級」とは

軍艦のイメージ図 アメリカ
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過去の失敗を生かせるか

アメリカ期待のイージス・フリゲートは、2026年に1番艦が就役予定ですが、やはり気がかりなのは沿海域戦闘艦のようにコスト超過にならないかどうかです。

このフリゲート計画には高額な「アーレイ・バーク級」よりも気軽に使えるというもくろみもあるので、これが高コストになっては意味がありません。

1番艦の建造費こそ約1,200億円にもなりましたが、米議会の試算ではそれ以降の量産型では約950億円まで単価が落ちるそうです。

しかし、沿海域戦闘艦にも似た試算があった点をふまえると、新型フリゲートもトラブルに見舞われて「アーレイ・バーク級」とあまり大差ない金額になったり、中途半端に終わる可能性は否めません。

この20年間は中国海軍が着々と海上戦力を強化してきたのに対して、米海軍は予算削減に苦しみながら、試行錯誤と迷走を繰り返してきました。

西太平洋での戦力バランスと台湾有事の可能性を考えると、もう失敗や迷走は許されず、「コンステレーション級」は必ず成功裏で終わらなければなりません。

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