いつ引退?「あさぎり型」護衛艦の評価と気になる後継

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対中国で現役継続

登場から30年以上が経過した「あさぎり型」は、そろそろ退役を迎えてもいい頃合いですが、現在も全ての艦が現役運用されています。

後継にあたる「むらさめ型」、そして「たかなみ型」がワークホースとして活躍しているので、機動戦力である護衛隊群からは退いている一方、いわゆる地方隊では艦隊主力として見なされています。

これは中国海軍に対抗して護衛艦の定数を54隻に増やしたことにともなう措置で、「あさぎり型」は艦齢の延伸工事と一定の近代化改修をしたうえで、当初よりも最大10年の現役延長になる見込みです。

「あさぎり」「やまぎり(2番艦)」にいたっては、練習艦に一度変更された後、再び護衛艦として復帰している状況です。

地方隊で現役バリバリの「あさぎり型」護衛艦(出典:海上自衛隊)

たしかに、近代化改修で情報処理・戦闘指揮用のシステムがアップグレードされて、護衛艦としての「中身」は初期と比べて強化されました。しかし、それでも古い艦であるの否めず、能力拡張にも限界があることから旧式艦で数合わせしている感が否めません。

昭和、平成、令和の3つの時代を駆け抜けた護衛艦となった「あさぎり型」は、少なくとも「もがみ型」フリゲートの数が揃うまでは老骨にムチ打って働く予定です。

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